犬の緑内障|症状・原因・治療・点眼薬・失明リスクまで徹底解説

伏せた犬が片目を細めている、犬の緑内障をイメージしたやわらかいタッチのイラスト

犬の目が急に赤くなった。
痛そうに目を細めている。
触られるのを嫌がる。

それは「緑内障」のサインかもしれません。

緑内障は、犬の目の病気の中でも特に進行が早く、強い痛みを伴い、放置すると短期間で失明に至ることもある危険な病気です。

しかし、早期発見と適切な治療によって、視力を守れる可能性もあります。

この記事では、犬の緑内障について

  • 症状
  • 原因
  • 治療法
  • 点眼薬
  • 失明リスク
  • 自宅でのケア

まで、わかりやすく解説します。

目次

犬の緑内障とは?

緑内障とは、眼圧(目の中の圧力)が異常に上昇し、視神経にダメージを与える病気です。
視神経が傷つくと視力が低下し、進行すると失明に至ります。
犬の緑内障は「急性型」と「慢性型」があり、特に急性型は数日で視力を失うこともあります。

主な症状

初期症状は見逃されやすいですが、次のような変化が見られます。

  • 目の充血
  • 黒目が大きく見える
  • 目が硬くなる
  • 強い痛み(触られるのを嫌がる)
  • 元気消失
  • 食欲低下

進行すると

  • 目が白く濁る
  • 眼球が大きくなる(牛眼)
  • 視力低下
  • 物にぶつかる

などが現れます。

充血については
▶ 充血の記事も参考にしてください(内部リンク)

原因

緑内障の原因は主に2つあります。

原発性緑内障

遺伝的要因で発症するタイプ。

続発性緑内障

他の病気が原因で起こるタイプ。

  • ぶどう膜炎
  • 水晶体脱臼
  • 腫瘍

などが引き金になります。

診断方法

動物病院では

  • 眼圧測定
  • 視診
  • 超音波検査

などを行います。
正常な犬の眼圧は約15〜25mmHg。
緑内障ではこれが大きく上昇します。

治療法

治療の目的は「眼圧を下げること」です。

点眼薬

  • 炭酸脱水酵素阻害薬
  • プロスタグランジン製剤
  • β遮断薬(例:チモロール)

※点眼は獣医師の指示に従って行います。

内服薬

一時的に眼圧を下げる目的で使用。

手術

進行例では外科手術が検討されます。

失明リスク

急性緑内障では
48時間以内に治療しないと視力が戻らないこともあります。

そのため、早期受診が非常に重要です。

目を細める症状がある場合は
▶ 目を細める記事も参考にしてください(内部リンク)

予後

原発性緑内障の場合、片目が発症すると、もう片目も発症する可能性があります。
定期的な眼圧チェックが重要です。

自宅でできること

  • 異変に早く気づく
  • 自己判断で点眼をやめない
  • 定期通院を継続

失明後の生活に不安がある場合は、犬が失明した後の暮らし方と安全対策まとめも参考にしてください。

よくある質問

緑内障は治りますか?

完治は難しいですが、進行を抑えることは可能です。

犬は痛みを感じますか?

強い痛みを伴うことがあります。

まとめ

犬の緑内障は早期発見・早期治療が命運を分ける病気です。
充血や痛みなど、少しでも異変を感じたら早めに動物病院を受診しましょう。

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